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北へ向かう



一年ぶりに、寝台特急日本海号に乗車しました。
3月17日には、路線が廃止される寝台列車です。

そこまでの感傷はないものの、寝台で旅することの
ぜいたくな時間が味わえなくなるのは、残念なことです。

さて、半年ぶりの秋田。
日赤跡地に、建設途中の巨大な建造物。
はたまた、ニューシティはサラ地となり。
街はどんどん変化していますが、これは果たして良い変化となるのでしょうか…



秋田到着早々、
秋田市仲小路の文化施設「アトリオン」で開催されている
話題の展覧会「山下清展」を見に行きました。

山下清は、ずっと本物を見てみたかった作家のひとりです。
この展示の内容に関しては、本当に期待通りのもので、
作品の点数や資料など、¥1000の入場料も惜しくない展示でした。

ただ、非常に残念なことが。

内容が素晴らしいのに、展示の「見せ方」や会場内の環境が、あまりに過酷な状態でした。

まず、驚いたことは、観客が会場内に大きな手荷物や雨傘を持って、入場できたことです。
作品保護の観点からみて、ありえないシチュエーション。

次に、会場内が非常にうるさい!
複数人で連れ立っている観客の、無駄話が多く、会場のあちこちで井戸端会議。
作品について、その場で新鮮な意見交換をするのならまだしも、
近所の噂話や子供の話題、保険や年金の話は、山下清展の会場でしなくても良いのでは…?

しかも会話は、ひそひそ声ではなく、平気で普通の大きさの声での立ち話。
さすがにこれは、と思い、会場入口の受付嬢に
「ちょっと声の大きなお客さんがいるので、注意していただけませんか」
と、一言いうと、
「はい」
と頭を深々と下げられたので、これで落ち着いて鑑賞できる、と思いきや
主催側からの観客に対する注意は、閉場時間までの間、一度もありませんでした。

もはやあきらめつつ、比較的人の少ない絵に、集中して鑑賞していると
突然、会場に響き渡る、電子音のアンパン〇ンのテーマ、続いて
「あ、もしもし〇〇ちゃーん、ごめんねぇ」
常識ある大人が、山下清展の会場内で、携帯電話で通話するでしょうか。

そして、「会場内飲食ご遠慮ください」て張り紙に書いていますが、
私の隣で花火の絵を見ているあなた、今、ガム噛んでいるでしょ。

ガラスケースには、指紋がべたべた。
思わず、自分の服の裾で拭いてしまいました…

きわめつけは、どこからともなく聞こえてきた
「パシャ」
という電子音。
いまのは明らかに、携帯カメラのシャッター音?!


ここまで来ると、軽い眩暈を覚えた、山下清展の観客マナーの悪さ。
確かに、こういった展示会場に慣れていない観客が多いのかもしれません。
とはいえ、常識的に考えて、やっぱりおかしいと思いました。

そして、それに対して、よく言えば寛容、悪く言えば怠慢な、会場運営。
結構な広さがあり、パーテーションが入り組んだ会場に対して、入場受付と出口以外
管理スタッフが配置されていない点も、よく考えると展示会場として非常識。

注意事項は、A4のチラシに「飲食・作品に触れること・写真撮影ご遠慮ください」
と記載されたものが、目につきにくい場所に、数枚貼ってあるだけ。
マナー違反の観客に、注意喚起するスタッフは、一人もいませんでした。

私も美術資料を扱う仕事に携わっております。
展覧会とは、観客と美術品の双方が、良い状態で交流できる機会だと考えます。
今回の山下清展は、残念ながらそのような状態ではありませんでした。
もし、私が美術資料を貸し出す立場ならば、今回の様な会場では、ちょっと恐ろしいです。


久しぶりの秋田で触れた文化面ですが、非常に悲しい憤りを感じてしまった展示でした。

| saorikirie | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
お久しぶりです。秋田へいらしてたんですね。
私も山下清展へ行って同じような思いをしました。携帯電話での会話やおしゃべり、ケースの汚れなど全く腹の立つありさまでした。鑑賞する方々のマナーが向上するにはどうしたらいいのでしょうか。
Posted by: tomekiti |at: 2012/03/08 10:28 PM
>tomekitiさま

お久しぶりです、ご無沙汰をしております。

そうですね…
鑑賞者のマナーもさることながら、まずは主催側のはっきりとした意思表示が必要なのではないでしょうか。
美術展に限らず、イベントの主催者には、やってはいけないことを、鑑賞者にきちんと伝える義務があると思います。
また、それだけでなく、鑑賞の見どころをわかりやすく紹介するパネルや解説員の配置などは、非常に親切な展示環境だといえます。

美術への接し方が理解できる鑑賞者が増えることで、自ずとマナー向上につながると、私は感じます。
そのためにはやはり、まずは主催者側の意識が必要なのではないでしょうか。
Posted by: saori |at: 2012/03/08 11:30 PM








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